壱岐市立一支国博物館
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壱岐の名所情報

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名所の詳細情報
 天水遺跡は、14世紀から17世紀にかけての集落跡です。地元では次のような伝説が残っています。「ここに住み着いたのは、朝鮮半島からやってきた6人で、彼らの後継者が6人地蔵を建て、後々まで信仰の対象とされた(その地蔵は、現在では確認できない)。夕部村という集落として栄えたが、平戸藩の命令により北に位置する堂崎(現在の山崎触)に移住した」とあります。『壱岐名勝図誌』によると、1659年(万治2)に移住したことが記載されています。平成10年度からの発掘調査を行い、この時代の遺構や遺物が見つかっています。祭祀遺構からは祭祀行為で用いた土師器の皿や中国の銅銭などが見つかったのをはじめ、遺跡内からは朝鮮半島や中国、ベトナム産の陶磁器も見つかっており、東アジア各国と交易を行っていたことを物語っています。遺跡付近は以前、海に面した立地だったが、後世の埋立てにより、現在は海から離れた陸地になっています。

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