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「盆綱引き」の始まりは定かではないが,1945年(昭和20)頃までは各所で盛んに行われていました。現在この習慣が残っているのは印通寺浦のみですが,簡略化されたものです。以前は、数日に渡って行われていました。まず、8月13日に寄せ太鼓を打ち鳴らし、農家を回り稲や麦わらを集める。14日はカズラを練り合わせ、大綱に仕上げる。15日にその大綱で綱引きを行う。16日は亡者が綱引きを行う日とされ、実際に綱引きは行わない。17日、18日は近くの者から遠くの者まで集まって夜更けまで勝負をかけて綱を引きあかし、それが終わると定められた場所に綱を納め、念仏を唱えることでこの行事を終えていました。現在残っている綱引きは、8月15日に同時に行われる印通寺浦盆祭りの中で、各地区対抗で行われています。
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