壱岐市立一支国博物館
文字の大きさ 小さくする 中くらいの大きさ 大きくする
リンクサイトマップTOPへ

TOP > 壱岐めぐり情報 > 壱岐の名所情報 > 壱岐の名所検索一覧 > 壱岐の名所紹介カード
壱岐の名所情報

観光名所詳細情報

名所の詳細情報
 この石造重層塔は、風化して各層ともかなり破損していますが第1層の下に台座があり、日高甲斐守の銘を刻む供養塔です。日高甲斐守は肥前岸嶽城主波多家(ひぜんきしたけじょうしゅはたけ)の家老日高大和守資の子で、1563年(永禄6)に壱岐を治めていた日高甲斐守は叛旗(はんき)を掲げ平戸松浦氏に仕えた人物です。その後は松浦隆信の家臣として仕え、1593年(文禄2)の朝鮮出兵の際、朝鮮平安城にて戦死したと云われています。遺体は壱岐に運ばれ、郷ノ浦書翁寺に葬られ、法名は「前壱州大守喚喜翁居士」を賜っています。しかし怨霊が出現したという噂があとをたたないため、日高玄蕃源信喜は信託を受け甲斐守の霊祠を元箱崎八幡の社内に建立しました。その後、日高氏の居館の所在地であった御館所(おたっちょ)に移すとそのような噂もたたなくなったそうである。

閉じる