壱岐市立一支国博物館
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 小佐衛門とは、”伊藤小佐衛門”か”許斐小佐衛門”のどちらかの人物を示していると云われています。伊藤小佐衛門は、江戸初期、筑前国博多の貿易豪商で、博多を中心に長崎、平戸、壱岐、対馬などに拠点を置いていたと云われています。貿易によって7万貫の財力を備えていたと云われた人物です。このような財は抜け荷(密貿易)と出航する船主に対して、投機的に出資を行った利益があったと云われています。寛文7年(1667)、長崎、平戸、壱岐、対馬にて密貿易組織の捜索が行われた結果、伊藤小佐衛門は同年6月25日に長崎の水之浦で福岡藩に捕らえられ、五島町に預けられています。7月25日に関係者の処罰の方針が決定され、11月晦日、長崎の西坂にあった刑場で磔(はりつけ)によって処刑されました。49歳の人生でした。許斐小佐衛門は、郷ノ浦にあった許斐家も江戸期の商家の出身で、鯨組等と連携し交易を通じて財を成した人物と云われています。

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