壱岐市立一支国博物館
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 本城山長栄寺(曹洞宗)はもとは長福寺と呼ばれていました。寺の背後にある大御堂は長福寺より古い時期に建立されたものと云われていました。この大御堂は昭和50年(1975)2月放火によって全焼し、本尊聖観音坐像(平安時代の作)も消失してしまいました。古代、この一帯は「庄」の触名が今に伝わることから、昔は「荘」もしくは「荘園」があったと云われています。中世には呼子氏や牧山氏らが勢力を張り、長栄寺のある城ノ辻には立石古城(白石城)を構えていたと云われています。大御堂はこれら地方豪族の護持仏を祀ったものではないかと考えられています。参道の片側に並べられている13基の五輪塔は、もとは城ノ辻の山中にあったものを明治の中ごろに、今の地に降ろしたものだと云われています。ほとんどが元々あった場所が不明のものばかりで、五輪塔の組み合わせも不揃いなものが目立ちます。五輪塔形式については、鎌倉時代もしくは南北朝時代のものと考えられています。

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