壱岐市立一支国博物館
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 祥雲寺の寺院内に建つ山門で、特異な形状をしています。祥雲寺5代蓬?広信和尚の構想で、明治42年(1909)に建てられたと云われています。当寺ではその翌年に江湖会(曹洞宗で四方僧侶並び壇信徒を集めて修業を行うこと)が催されており、これを機に建立されたものと云われています。石工は立石村布気触(現勝本町布気触)の茶屋本初蔵(慶応元年~大正4年〈1865~1915〉)で、44歳の年の作品です。用いた石は俗に「布気石」と呼ばれる玄武岩です。初蔵の作品は他に、忠魂碑(郷ノ浦町柳田触)、住吉神社の石垣(芦辺町住吉東触)、水神社の石燈籠(勝本町布気触)などがあります。中でも水神社の石燈籠は16歳の作といわれており、若くして才能を十二分に発揮していたことがうかがえます。当寺のような石燈籠の上に鯱(しゃち)を配置する山門は島内にはなく、考案はおそらく広信和尚であったと思われるが、独創性に富んだ山門になっています。

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