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仁駄橋(にんだばし)は壱岐の伝統行事の一つである「盆綱引き」の発祥の地と云われています。8月14日・15日、綱材を練りこみます。材料はわら、かずら・縄・竹で作られます。作り方は竹を芯とし、巻きつけるようにわら・かず らを巻いていきます。コネリを6本作り、3本ずつより合わせて2本にします。それに陰陽に見立てて、寄り合わせて1本にし完成します。それに1尺ごとにかかリ縄(綱引する時に握る縄)を取りつけます。大綱の真ん中には、しめ縄を張り、大縄の中心とします。綱の長さは25~30m、直径30cm前後の大綱で綱引きをカンジンモト(志原西触)とヨリキ(他地区)に分かれて行います。段取りは、太鼓を綱引の開始から終了までの合図として使います。打ち上げ→寄せ太鼓(「チャリ」「ソウライ」などの小枝をいれる)区切りを「コブチアゲ」で休止します。勝負開始→進行中→勝負終了の合図で1シバイが終了します。1時間ぐらいで3シバイを行います。夜の8時または9時くらいから深夜12時くらいまでかけて行われます。「盆綱引き」は亡者祭りの別称があり、綱を引かないと集落に病人が出る、作物に害虫が発生すると云われていました。壱州盆歌には「盆の15日にゃ綱引き行こや綱引きかこつけ袖を引く(はいけボーイボーイ)」の歌詞があります。
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