名所の詳細情報 |
松尾古墳は羨道・前室・玄室からなる3室構造の横穴式石室の円墳です。南側を中心に封土(盛土)の崩壊、流出がみられるものの、松尾古墳の墳丘は直径10数mの規模だったことが推測されています。流失により羨道部側壁外面の石材が露出しています。石室には玄武岩が使用されています。石室の構造や石室内の出土品から、古墳時代(7世紀代)の築造されたものと考えられています。 『壱岐国続風土紀』では「松尾鬼屋」の名称が記されています。現在、壱岐島内には265基の古墳が確認されていますが、松尾古墳の周辺には、隣接して同時代の円墳12基が密集して存在しています。
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