名所の詳細情報 |
壱岐島内の最大規模級円墳が集中する「鬼の窟古墳」や「兵瀬古墳」の西側に広がる小規模の古墳群です。現在壱岐では265余基の古墳が確認されていますが、その半数以上がこの国分地区と亀石地区に集中しています。国分地区は位置的にも島内のほぼ中心部にあたり、後世には壱岐国分寺があった場所です。石室の側壁や奥壁には巨石が使用され、「鬼の窟古墳」などの大規模古墳の石室と同じ構造をしています。釜蓋5号墳からは馬具の他、三輪玉(みわだま)やガラス玉等が、釜蓋6号墳からは銅鋺(どうわん)が見つかっています。銅碗や三輪玉など、大規模古墳と比較しても見劣りしない副葬品をもっていることが特徴です。古墳は6世紀後半から8世紀前半に築造されています。
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