名所の詳細情報 |
古代・中世の船舶に使用されていた木製の碇に重量を与えるために付着されていた棒状の石材のことを碇石(いかりいし)といいます。現在の芦辺港外の海底から曳き上げられたものが4本確認されています。碇石が発見された近くには県指定の「弘安の役瀬戸浦古戦場跡」がありますが、この碇石と元寇との直接的な関係は明確ではありません。この芦辺港は現在でもフェリーの入港地であり、昔から船の出入りが多かったと考えられることから、往来した船が落としていったものと推測されています。芦辺港からは他にも3本曳き上げられており、現在は千人堂内(芦辺町芦辺浦安泊)、旧役場横(芦辺町芦辺浦滝の上)及び大師堂傍(芦辺町芦辺浦田町)にそれぞれ納められています。
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