壱岐市立一支国博物館
文字の大きさ 小さくする 中くらいの大きさ 大きくする
リンクサイトマップTOPへ

TOP > 壱岐めぐり情報 > 壱岐の名所情報 > 壱岐の名所検索一覧 > 壱岐の名所紹介カード
壱岐の名所情報

観光名所詳細情報

名所の詳細情報
  昔々、八幡浦に決して裕福ではないが真面目で日頃から竜宮を信仰する老夫婦が住んでいました。ある年の暮にいつもとかわらず竜宮に門松・年縄を奉納し、家に帰り床についたらしい。その夜に、老夫婦の元へ竜宮より使者が現れ「あなた方の厚い信仰心に竜神様が深く感動されておる。よって今夜仰せによって迎えにあがった」と伝えられる。老夫婦は驚愕し喜んだが、海の中の竜宮へは行<ことができないと辞退しました。すると海は割れ、海上に竜宮へ行く道ができました。竜宮ではこの上ないご馳走を頂き、帰りには「はぎわら」と呼ばれる宝物まで頂いたのである。「はぎわら」の顔をなでると何でも願いがかなうというのである。持ち帰った老夫婦は「はぎわら」を使用し、豪華なこ殿に住み、金銀財宝を収納する蔵ができ年も若返り若さを取り戻したのである。しかしこれを使用するには、履物を履いてはいけないことと夫婦の交わりを禁止することを守らなければならなかったのである。夫婦は相談して、「はぎわら」を竜宮に返納することを決めた。「はぎわら」を返納したとたん、家はたちまち元のボロボロの家に戻り、金銀財宝は消え、以前にまして老化し、貧しい生活へと逆戻りしたのである。その後老夫婦は亡<なりひっそりとしたお墓がつくられたのがこの長者の墓です。

閉じる