壱岐市立一支国博物館
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壱岐の名所情報

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 筒城7浜の一つに小松浜があります。この浜は小松という女性が身を投げた場所と云われています。小松と作助に関して『壱岐国続風土記』に「唐津の商家の娘である”小松”をその商家の丁稚として働いていた”作助”が恋をしてしまいました。商屋の娘と丁稚という関係に実らない恋と小松にその気がなかったのですが、作助の気持ちは日に日に高まっていきました。身の危険を感じた小松は作助に気づかれないように唐津から船で壱岐島まで逃げ、石田の老夫婦の家に身を潜めて生活していました。後に作助が居場所を突き止め、壱岐まで追いかけてきた事を知り、逃げられないと観念した小松は断崖から身を投げ、海中に飛び込みました。これを見た作助は小松を助けるため海に飛び込み、小松の姿を追いましたが二人は海中で力尽きてしました。後日、2人の遺体が白浜に流れ着き、村人は墓を作り弔りました」という記載があります。現在、二人の墓は約30mほど離れており、小松の墓が上段にあり、作助の墓は下段に造られています。これは、商家の娘とその丁稚という身分の違いとともに小松の気持ちを察し離してつ造られたのではないかと推測されています。

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