壱岐市立一支国博物館
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壱岐の名所情報

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名所の詳細情報
 海中に祀られた6体の地蔵が八幡浦にあります。腹のところに”丸い穴”があいていることから、”腹に穴がほげる(=穴が開くの壱岐の方言)”からハラホゲ地蔵の名がついたとされています。現在の場所は、海岸の埋立てのため数回にわたって移転を繰り返し、現在の位置に落ち着いたと云われています。一度は陸に移したものの不幸が続くことから、再び海に還したところ収まったという云われも残っています。移設前は干潮時には姿が全部現れ、浜に降りて拝むことができ、満潮時は頭まで隠れていましたが、現在の位置に移してからは腰までしか潮がこなくなりました。移設前は、干潮時に腹の穴にお供物を置いておくと、満潮時に海中に流されてなくなっていました。地蔵尊の御足は30cm四方の石が作りつけになっており、本体となる台石を凹状に彫り込んで、地蔵尊がはまるようにしていました。またはめ込んだ地蔵尊と台石の間に楔(くさび)を打ち込むと本体は安定するように工夫されていました。この地蔵尊は、海難者の霊を祀ったものかあるいは、鯨の納屋があったことから鯨の供養のためのものではないかと云われています。

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