壱岐市立一支国博物館
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テーマ展示紹介

展示名称 第59回特別企画展 壱岐美術界の夜明け 山口幹雄展
展示期間 2022年4月28日(木)~2022年6月19日(日)
展示会場 1階 テーマ展示室
概要 壱岐の画家、山口幹雄は、1915年(大正4)、壱岐郡沼津村(現壱岐市郷ノ浦町沼津)に生まれました。1937年(昭和12)、
画家を志して上京。フォーヴィズム画家で、画壇の仙人と称された熊谷守一や鈴木千久馬に師事し、二科美術研究所や
鈴木絵画研究所に学びました。1944年(昭和19)に病を患い、やむを得ず帰郷。その後は壱岐の中学校で美術教師として
約30年間教鞭を振るい、壱岐の美術発展に大きく寄与しました。現在においても、美術家としてだけでなく、
その功績が讃えられ、壱岐市美術展覧会の最高賞「山口幹雄賞」としてその名を遺します。壱岐では、教職の傍ら美術団体
「創元会」や「日本美術家連盟」などに所属し、精力的に創作活動を続けます。人物画や静物画、そして「月とジプシー」など
月を描いたシリーズは、いずれも群青と橙を基調とした寒暖のコントラストが深く複雑に配色され、大胆かつ精悍な
マチエールには目を奪われます。対して、壱岐の海や里山などを描いた風景画は淡く、静謐を湛え、山口の故郷への想いを
窺わせます。壱岐美術界の黎明期を支えた山口幹雄が制作した作品の数々を、お楽しみください。
また、山口幹雄に師事し、美術教員そして壱岐市美術協会会員として、山口亡き後も長く壱岐の美術界を支えながらも
2020年6月に逝去した壱岐の画家、品川哲範氏の遺作展を別室にて同時開催いたします。

■第59回特別企画展「壱岐美術界の夜明け 山口幹雄展」
 会期/令和4年4月28日(木)~6月19日(日)
 場所/1階 テーマ展示室 ほか
 観覧料/無料
 主催/一支国博物館
 後援/壱岐市、壱岐市教育委員会、長崎県埋蔵文化財センター、壱岐市観光連盟
 ※会期や展示作品等が変更になることもございます。


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