特別講座リポート 長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産 (2018.10.21更新) |
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10月21日(日)、特別講座「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」を開催しました。 講師は、長崎県教育庁 学芸文化課 主任文化財保護主事 宮武直人氏です。 今年7月、12の構成資産から成る「長崎を天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録され、 日本全国が祝福ムードに包まれました。 今回の講座では、まず、世界遺産とは、そして世界遺産に登録されるまでの道のりなどについて分かりやすい解説を頂きました。 その上で、この度、晴れて世界文化遺産登録された12の構成資産を掘り下げてご紹介頂きました。 それぞれの集落や教会を舞台に、潜伏キリシタンがどのように移住し、暮らしを育んできたのか、 それぞれの特徴を知る機会となりました。 世界遺産登録が発表されると、経済効果や観光客の増加が報道されがちなのですが、 本来の目的を見失わず、未来へ守り遺していくことが重要であることをあらためて気づかされる講座となりました。
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