特別講座リポート 土器の中から現れた縄文時代のダイズやゴキブリ (2018.11.18更新) |
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11月18日(日)、特別講座「土器の中から現れた縄文時代のダイズやゴキブリ」を開催しました。 講師は、熊本大学大学院人文社会科学研究部 小畑弘己教授です。 縄文時代の土器には、植物のタネや虫が 圧痕となって出土することがあります。この圧痕は、当時の人々がどんなものを食べていたのか、 当時の家にはどんな虫が棲みついていたのかなどが解明できる貴重な宝ものです。 今回の講座では、壱岐の縄文時代の遺跡から出土した実物の土器を手にとり圧痕を探してみるワークショップ ならびに座学をおこないました。 発掘調査を終えて収蔵庫に入ったまま、誰にも注目されることない小さな土器も無数にあります。 これらの土器に開いた穴を再調査してみると新たな発見もある、ハエやゴキブリ、ウジ虫など人間から嫌われている 害虫からも実は犯罪昆虫学の観点では大きなヒントが得られるといった解説を頂きました。 とても夢のある楽しい学びの講座となりました。
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