特別講座リポート 壱岐島発掘速報2018年度 (2019.03.24更新) |
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3月24日(日)、特別講座「壱岐島発掘速報2018年度」を開催しました。 講師は、壱岐市教育委員会 文化財課 松見裕二学芸員です。 今年度、壱岐市内で実施された発掘調査成果として、小場遺跡(弥生時代)、片苗イシロ遺跡(古墳時代〜古代)、 カラカミ遺跡(弥生時代)、原の辻遺跡(弥生時代)についてご紹介いただきました。 特に、カラカミ遺跡はこれまでにも日本最古級の鉄生産工房跡やイエネコの骨、『周』の文字が刻まれた土器が 発見されるなど注目されていますが、この度、国内最古級の事例となるべンガラを作る炉跡が発見されました。 また、カラカミ遺跡にほど近い小場遺跡でも、竪穴住居跡などの生活関連以降、土器片や砥石など石器製作の 関連遺物が数多く出土ています。 次年度の発掘調査成果も期待されます。
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