特別講座リポート ナベ考〜長崎から流通した古代石鍋を中心に〜 (2019.04.21更新) |
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4月21日(日)、今年度1回目となる特別講座「ナベ考〜長崎から流通した古代石鍋を中心に〜」を開催しました。 講師は、当館 河合恭典学芸員です。長崎県西海市大瀬戸町の山奥にあるホゲット石鍋製作遺跡は、今から7〜800年前、 滑石が露出した断崖をノミで切り出し、石鍋を製作する工房でした。当時、長崎から西日本へ石鍋は広く流通したそうです。 今回の講座では、ホゲット石鍋製作遺跡について、滑石の需要や石鍋の研究史、壱岐から出土した 石造弥勒如来坐像などの滑石製品、石の切り出し方などを多角的に解説しました。
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