【イベント開催リポート】いきはくサイエンス「いきのいきもの・花」 (2020.10.24更新) |
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10月24日(土)、いきはくサイエンス「いきのいきもの・花」を開催しました。講師は、大阪市立自然史博物館 学芸員の長谷川匡弘氏です。 博物館周辺を散策し、秋の草花を観察しながら、貴重な解説をいただきました。 「九州地方では照葉樹林が圧倒的に多いですが、葉のみわけかたが難しいです。三行脈や枝ぶりなどで見分けていきます。」 「スタジイは、うねうねとした枝が特徴です。」「ハクサンボクは、庭木としても重宝されます。実は赤くて、 人間が食べてもよいです。」「ムベは、樹木に絡みながら上のほうにのぼり、日が当たって実がなる。おいしいので サルとの競争になります。」「シロダモは、葉の裏が白くて、春先に咲きます。新芽の裏は金色の毛が生えて、 とてもきれいですよ。」「栗やシイなど、まわりが覆われている実は美味しいです。」「カクレミノは、三つ手、 四つ手などあるけど、最終的には丸い形になります。」「シャシャンボ(小小坊)は、黒い実がなっておいしいですよ。 森と田の境い目あたりに生えています。」「キク科の花は、1枚1枚の花びらにみえるが、実は1つの花ですよ。」 「大きな木の下には鳥のフンが落とされて、さまざまな種類の木が生えていきます。森の大部分は、鳥が作っているのです。」
観察した植物(一部) カクレミノ、ハマビワ、ヤマモモ、アカメガシワ、セイタカヨシ、ヨメナ、キツネノマゴ、イヌタデ、アキノノゲシ、タ デ、ブタナ、ヒメジョオン、オニノゲシ、キンエノコロ(ねこじゃらし)、くっつき虫(今では珍しい)、メヒシバ、 チドメグサ、スイバ、ミゾソバ、スミレ、スダジイ、ハクサンボク、ムベ、シロダモ、ニッケイ、ヤブニッケイ、 タラ、シャシャンボ、センダン、セイヨウタンポポ
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