特別講座リポート ぜひ知ってもらいたい なんときれいなひらどやき (2020.12.20更新) |
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12月20日(日)、2020年最後の特別講座「ぜひ知ってもらいたい なんときれいなひらどやき」を開催しました。 講師は、当館副館長の河合恭典です。当館では、令和元年11月29日より令和3年1月19日に、第48回特別企画展 「やきものの美 ひらどやき」を開催し、数々の美しい平戸焼の展示と共に、平戸焼の歴史や特徴について 紹介いたしました。江戸時代の初め頃、平戸藩における陶磁器生産が、朝鮮半島の陶工たちにより始まったと伝わるのが、 平戸焼の起源です。御用窯である平戸中野窯での生産を経て、佐世保三川内へと主要地が移る頃、平戸焼は本格的に 花開きました。白くきめ細やかな肌と上品さは、鍋島焼と並んで将軍家へ献上されるほどの高い評価を受けています。 今回の講座でも、あらためて、平戸焼の歴史や魅力について解説しました。壱岐出身の平戸藩士が、御用窯の平戸焼管理に 務めたという壱岐にもゆかりのある史実などについては初耳であったという市民受講者も多かったようです。
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