特別講座リポート 歴史資料から探る江戸時代のツルと人との関係史 (2022.09.25更新) |
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9月25日(日)、特別講座「歴史資料から探る江戸時代のツルと人との関係史」を開催しました。講師は、北海道大学大学院 文学研究院・博物館学研究室の久井貴世准教授です。現代の日本では、ツルを見ることのできる地域は限られていますが、 江戸時代には日本各地に広く生息していたことがわかっています。今回の講座では、江戸時代のさまざまな文献を紐解いて 見えてきた、ツルの分布、ツルと人との関わりなどについて解説を頂きました。 古文書に記された「鶴」「」の文字、または描かれたツルの絵などを見つけるには、検索システムなどに掲載されて いないため、一文字ずつ、1ページずつ丹念に探るそうです。久井氏の細かな研究により、江戸時代、どの地域にツルが 分布していたのか、タカを使ってツルを獲る鷹狩が行われていた文化、ツルを食用としていたメニューや味(!)などが 明らかになりました。
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