壱岐学講座リポート 壱岐のあんだめ(ため池) (2022.10.09更新) |
|
|
10月9日(日)、壱岐学講座「壱岐のあんだめ(ため池)」を開催しました。講師は、NPO一支國研究会理事長 伊佐藤由紀子さんです。壱岐では、昔、作付面積を広くとることのできる「まんじゅう畑」が点在していました。 この「まんじゅう畑」は、畑の中央を丸く盛り上げた形状からその名で呼ばれ、畑から流れ出た水のたまり場は 「あず」「あんだめ」などと呼ばれるため池となったそうです。栄養豊富なため池の水は、作物や生物、植物の成長に 欠かせない重要な役割を果たしています。現代、壱岐島内で「まんじゅう畑」の形状を目にすることは少なくなりましたが、 ため池は今なお多く、水の大切さ、自然との共存共栄を伝えてくれる一方で防災、安全のメッセージ性も高いです。 地域の文化を語り継ぎ、遺していきたいという伊佐藤氏の想いも、受講者には響いたようです。
|
|