壱岐学講座リポート 「文献資料」と「言い伝え」から復元する「壱岐の元寇」 (2023.04.09更新) |
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4月9日(日)、壱岐学講座「「文献資料」と「言い伝え」から復元する「壱岐の元寇」」を開催しました。 講師は、当館の須藤正人館長です。 文永11(1274)年の「文永の役」、弘安4(1281)年の「弘安の役」。国難と称され、鎌倉時代に起こった出来事で、 蒙古襲来とも云われます。壱岐も蒙古軍の攻撃に遭い、甚大な被害が出ました。 講座では、文永の役、弘安の役についてそれぞれに時系列で振り返りつつ、上陸地や戦場、地名、墓名などがどのように 言い伝えられてきたのか、また文献資料に記された合戦の総大将などの個名にスポットをあて、紹介しました。 須藤館長からは、「言い伝えを軽く巻変えず、真摯に受け止めるべき。また、まとまった文書がご先祖から遺され、 ご自宅で保管されているようでしたら、ぜひ大切になさってください。」とのメッセージが添えられました。 2023年は、弘安の役が起こって750年記念の節目にあたります。教科書にも掲載される歴史的出来事を、 あらためて学び知る機会となりそうです。
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