【いきはくサイエンス2023】Cいきのいきもの 昆虫標本作り (2023.08.02更新) |
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8月2日(水)、いきはくサイエンス「いきのいきもの 昆虫標本づくり」を開催しました。講師は、たびら昆虫自然園の元園長である 西澤正隆先生です。先生には、博物館の裏山で数日前から採集した壱岐亜種のイキオサムシなどを、標本にしていくため 酢酸エチル液に漬けて体全体を柔らかくして準備を整えて頂きました。 昆虫標本づくりは、参加した小学生全員が初体験ということで、発泡スチロールのカットする大きさから、針の差し方など道具の 使い方も学びます。また、美しい標本づくりに欠かせないのが、足や触覚を腹側から屈伸させてかたちを整えること。 そして、コガネムシ、オサムシ、カブトムシ、クワガタなどの甲虫類に限って、翅が広がるため、針を刺す位置を胸の中央から 外した方がよいそうです。 標本箱については、高価なものを買う必要はなく、プラスチックの平らな容器も立派な標本箱になるとのこと。標本がいざ完成し、 その後の保存方法としては、有臭系防虫剤を入れて1年に2回ほど交換しながら過ごすと、10年と長持ちする美しい標本が 完成するそうです。さらには、日当たりの無いところに保管すれば、100年もつ標本になるとのことです。 生れてはじめて自分で作った昆虫標本を見て、目をキラキラと輝かせていた小学生の皆さんの笑顔が印象的ないきはくサイエンス でした。
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