特別講座リポート 壱岐の水生昆虫2023 (2023.07.30更新) |
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7月30日(日)、特別講座「壱岐の水生昆虫2023」を開催しました。講師は、長崎大学教育学部の大庭伸也准教授です。 大庭先生が研究されている水生昆虫とは、生れてから死ぬまでに、ずっと、もしくは少しの間でも、水面や水中で生活する 昆虫のことです。主な生息場所は、川や水たまり、水田、池、湖、海などで、種類はトンボ目、カゲロウ目、カワゲラ目、 カメムシ目、コウチュウ目などが含まれます。 2014年に大庭先生がおこなった壱岐島内での調査によると、10科16種のカメムシ目、4科20種のコウチュウ目が確認 できたとのことです。 今回の講座では、蚊の幼虫であるボウフラの成育状況、五島列島型ゲンジボタルの明滅に係る新発見、2018年に新種発見とされた ナガサキアメンボの実態、水生昆虫の保全について、長年の調査報告や未来へ向けたメッセージを、子どもたちにも わかりやすく説明してくださいました。
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