特別講座リポート 壱岐の古代史を探る 島分寺出土平瓦の謎 (2023.10.22更新) |
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10月22日(日)、特別講座「壱岐の古代史を探る 島分寺出土平瓦の謎」を開催しました。講師は、金沢学院大学の 小嶋芳孝名誉教授です。 741年、聖武天皇が日本諸国へ命じた国分寺建立の詔により、壱岐にも設置された国分寺。壱岐島では「島分寺」とも 呼ばれていました。この島分寺発掘調査により出土した平瓦の文様に着目する講座です。島分寺からは、幅広カキ目調整が施された 平瓦が多数出土していますが、この幅広カキ目調整について、その調整方法や国内および朝鮮半島での出土分布状況等を 解説頂きました。 この文様の平瓦は、国内では7世紀初めから8世紀初め頃のお寺から集中して出土するそうです。瓦の文様から壱岐島分寺の 創建時期や外交、その瓦を製作した工人や製作場所などを推察され、壱岐島分寺の歴史をまたひとつ紐解く貴重な講座と なりました。
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