特別講座リポート 仙高ウんの生涯と作品 (2023.11.19更新) |
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11月19日(日)、開催中の特別企画展「老松山壱岐安国寺展」に関連した特別講座「仙高ウんの生涯と作品」を開催しました。 講師は、福岡市美術館の宮田太樹学芸員です。 江戸時代に活躍した禅僧、仙豪`梵いついて学びを深める講座です。日本最初の禅寺である福岡市博多区の聖福寺にて住職を務められ、 晩年まで50年近く、多くの書画を遺された通称「博多の仙高ウん」について、その生涯と画風を解説頂きました。 国内外にファンが大変多いその画風には、初期と晩年では明らかに違いがあるとのことです。いくつかの作品について描かれ ている内容を細かく掘り下げてご紹介頂きました。 仙高ウんは、聖福寺の住職を隠遁した後には、活動的に各地を訪れたそうです。長崎訪問の記録はありますが、壱岐へ巡った記録は 今のところ見つかっていません。当館にて開催中の特別企画展「老松山壱岐安国寺展」がきっかけとなり、壱岐で仙高ウんの作品が 眠っていることにも期待したいところです。
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