カラカミ遺跡 現地説明会 (2011.10.10更新) |
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壱岐を代表する弥生時代の遺跡「カラカミ遺跡」にて、10月10日(月祝)、今年度の発掘調査成果について現地説明会がおこなわれ、九州大学大学院人文科学府より宮本一夫教授が調査成果を解説しました。 今年度の調査では環濠をはじめ、貯蔵穴や土坑などが見つかっています。環濠内からは、小型ボウ(人偏に方)製鏡やシカ・イノシシの肩甲骨、土器やガラス玉などが相次いで発掘され、一部は現地にて実物資料の展示もおこなわれていました。
「今回の調査成果は、カラカミ集落の解明に向けた貴重な一歩であり、さらには一支国の実態解明に近づく発見であると感じます。今後のカラカミ発掘調査にもぜひご注目ください。」 壱岐市教育委員会文化財課 松見裕二学芸員からのコメントもいただきました。
一支国博物館では、10月18日(火)から、今回の発掘資料(土器、骨、くど石など)を観察路のガラス越しにご覧いただけますので、ぜひ資料をとおして弥生の時の流れをお確かめ下さい。
(写真右下・左 鏡)小型ボウ(人偏に方)製鏡 (写真右下・右 土器)環濠内から発掘された土器
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