壱岐学講座リポート 海軍主計中将・深水貞吉の青春 (2024.03.03更新) |
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3月3日(日)、壱岐学講座「海軍主計中将・深水貞吉の青春」を開催しました。講師は、当館の須藤正人館長です。 壱岐の最北に位置する港町・勝本浦で医者の家に生まれ、長崎で医学を学び、現在の獨協大学を卒業後に海軍へ入隊した、 深水貞吉(ふかみず ていきち)という人物を紹介しました。 約41年間の海軍生活においては、艦船乗務に6年4ヶ月、鎮守府勤務に5年、海軍省には15年4ヶ月、海軍経理学校長として 3年7ヶ月などの経歴があります。 退役し、故郷壱岐の勝本浦へ帰った後も、特に子どもたちが前になり後ろになり、深水氏についてまわるなど、地元住民に とても慕われた人物でした。冬の勝本浦は風が強く、深水氏は海軍の頃のマントをよく着用しており、ときにマントが翻ってみえる 裏地の黄色がとても美しかった、とのエピソードも紹介されました。 日本国家治安維持のため勇往邁進し、そして郷土の島を愛した近現代の人物を深く掘り下げる貴重な機会となりました。
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