特別講座リポート 植物学者・品川鉄摩の功績と壱岐島海岸植物 (2024.03.26更新) |
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3月24日(日)、特別企画展「壱岐の自然展U」関連として、特別講座「植物学者・品川鉄摩の功績と壱岐島海岸植物」を 開催しました。講師は、元・壱岐「島の科学」研究会会長の山内正志氏です。 第1章では、壱岐出身の植物学者・品川鉄摩氏による新種発見、新産地発見の功績と共に、壱岐島植物研究史の解説を頂きました。 品川先生は、明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生き、壱岐島の植物研究一筋で歩まれた植物学者です。品川先生の 研究活動に長く接してこられた山内正志先生だからこそ知る、品川先生のご尽力やご苦労のエピソードも交えながら、 氏の功績を細かにご紹介頂きました。植物の種子や苗が手に入ると、その名が何であるとご存知だとしても、自宅裏庭の畑に 植えて育て、咲いた花を見て、ようやく確信とする。自分の目で見る、自分で歩く、自分でさわる、ご自身で確かめて こられた研究の成果が、国内外で高い評価を受け、新種発見・新産地発見の偉大な成果を生みました。 第2章では、山内正志先生が島内各所をくまなく調査された壱岐島の海岸植物について、;現地で撮影された膨大な写真資料を 見ながら解説して頂きました。食べられる植物、毒草、季節の花や木など、とてもタメになる楽しい解説で、受講者は皆、 壱岐でみられる植物に対してますます関心を寄せていた様子です。
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