【いきはくサイエンス2024】@いきのイキモノ 川の生物 (2024.07.20更新) |
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7月20日(土)、いきはくサイエンス「いきのイキモノ 川の生物」を開催しました。講師は、水中生物がご専門の長崎県環境アドバイザー・ 西部環境調査株式会社の中原泰彦氏です。 壱岐島では、前日の午前中に急な大雨が降り、市内各所の川も一時的に濁流の状態となりましたが、当日は、比較的に水位の下がった 芦辺町深江の幡鉾川下流で観察をおこないました。水中生物の観察環境においては、このように前日の急な流れによって、上流から流された 生き物たちが下流で土や岩にしがみついている、めずらしい生き物が見られることもある、との説明がありました。 マツカサガイ、イシガイ、キュウシュウササノハガイといった大きめの貝3種類、ミゾレヌマエビ、ミナミヌマエビの仲間などエビ3種類、 ゴクラクハゼ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、ヤゴ、ミミズ、カワニナ、ウシガエルのオタマジャクシ、ドンコなどを観察することが できました。大きな貝3種類が、バケツいっぱいになるほどの量で同じ川に生息できる環境は、九州地域に少ないそうです。壱岐島内の 川には、生き物たちが本来の姿で過ごせている環境がまだまだ多く存在する、その環境を人間が守っていかなければいけないと、 中原先生がメッセージを伝えてくださいました。
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