壱岐学講座 古記録で知る「神仏分離令と寺社の軋轢」 (2024.07.07更新) |
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7月7日(日)、壱岐学講座「古記録で知る『神仏分離令と寺社の軋轢』」を開催しました。講師は、壱岐古文書研究会・会長の 松崎靖男氏です。 冒頭では、江戸時代の文献『壱岐国続風土記』に記された箱崎大左右触(はこざきたいそうふれ)の地名について、読みが大変難しいが 別の漢字が当てられた記述はないことから、古来より大左右は由緒ある地名で理由を書かなくても周知されていたのでは、との見解を 示されました。 続いて、当時における神道と仏教の関係について、思想や国の政策、壱岐島の神道と仏教関係者による捉え方など、さまざまな視点から 述べられました。現代の常識が必ずしも当時の常識ではない、時には異端ですらあったという当時の現状も伝えてくださいました。
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