特別講座リポート 壱岐の中世[鎌倉時代] 壱岐島元寇物語り (2024.11.17更新) |
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11月17日(日)、特別講座「壱岐の中世[鎌倉時代] 壱岐島元寇物語り」を開催しました。講師は、当館・河合恭典副館長です。 文永の役から750年の節目である今年は、全国的に記念事業が多く開催されています。壱岐島も当時、凄惨な状況であったと伝えられ、 市内には元寇にゆかりのある神社や寺、千人塚、洞穴などが点在しています。 今回の講座では、第一章を「元寇(蒙古襲来)のあらまし」として、元寇について概要に触れ、第二章「壱岐島の元寇」では、 壱岐島における文永の役・弘安の役について概要を紹介しました。また、島内戦線を復元し、現地写真も含みながら解説をおこないました。 また、河合副館長は、古代の官道や港について日頃より研究しており、今回、元軍の上陸地点や進路方向をそれに重ねると差異がないことも 発表しました。 はっきりとわかっていない古代壱岐国の官道や港が、「蒙古襲来」という歴史的出来事にも通じていたか、今後の調査成果も期待されます。
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