壱岐学講座リポート 長崎県埋文センター・釜山博物館 共同研究成果発表 カラカミ遺跡出土タビ形鉄器の検討 (2025.01.12更新) |
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1月12日(日)、壱岐学講座「長崎県埋文センター・釜山博物館 共同研究成果発表 カラカミ遺跡出土タビ形鉄器の検討」を開催しました。 講師は、長崎県埋蔵文化財センター調査課主任文化財保護主事の山梨千晶氏です。 タビとは、韓国で使われている伝統的な踏み鋤農具です。この農具は、日本でいう弥生時代中〜後期にあたる韓国の原三国時代において、 韓国・嶺南地方から多くの出土例がありました。 この地方独自の鉄製農具が、同時代の壱岐・カラカミ遺跡からも出土していることについて、釜山博物館との共同研究成果として、 「嶺南地方とカラカミ遺跡による交流地域の検討」「農具の流入や定着」の視点から、推察が発表されました。 今後の分析や研究によって、新たな事実が明らかになることも大いに期待されます。
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