特別講座リポート シリーズ壱岐古文書学講座3 古文書から分かる情報とその活用可能性― (2025.05.25更新) |
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5月25日(日)、特別講座「シリーズ壱岐古文書学講座3 古文書から分かる情報とその活用可能性―『壱岐国続風土記』などの 資料から―」を開催しました。講師は、壱岐市教育委員会社会教育課文化財班主事・立石徹氏です。 江戸時代に編纂された文献『壱岐国続風土記』は、全117巻から成り、江戸時代の各村ごとの地理的特徴や名称の由来、 神社仏閣の所在などあらゆる膨大な情報が記されています。当文献には、当時発生した地震についての記載もあることから、 この点に着目した講座となりました。古文書の読み下しを紹介して頂くとみえてきたのは、江戸時代に壱岐島や周辺で発生した 地震の大きさや回数など。そして、壱岐島に遺されている同時代の文献には、地震による人命への被害でした。大きな地震に 慣れていない壱岐島としては、昔の人々の記録をとおして防災への備えについて、あらためて意識を向ける機会となりました。
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