| 特別企画展終了 竹田黙雷禅師 ふるさと壱岐島展 (2025.08.31更新) |
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7月4日(金)より8月31日(日)の会期で、第74回特別企画展「竹田黙雷禅師 ふるさと壱岐島展」を開催しました。 竹田黙雷禅師は、嘉永7年(1854)7月3日、壱岐に生まれ、昭和5年(1930)11月15日、京都の建仁寺で没しました。 建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山であり、建仁2年(1202)鎌倉幕府第2代将軍・源頼家の発願で、日本に臨済禅を伝えた 明庵栄西によって創建された、京都で最初の禅寺です。 黙雷禅師は、7歳で出家し、15歳で壱岐を離れ、全国の高僧に参禅。36歳の時、「天下の鬼僧堂」と恐れられた梅林寺(福岡県久留米市)の 三生軒老師の印可を受け、修行の大成を認められました。同年、建仁寺山内の両足院住持職となり、39歳から77歳までの39年間を 東山建仁寺第369世住持職・建仁寺派第4代管長として、自らが再興した建仁僧堂で僧侶の教育と養成に全力を注ぎ、僧俗約4,000人の 仏弟子に禅を説きました。 当企画展では、黙雷禅師の寿像や頂相など京都建仁寺に所蔵されているゆかりの品々をはじめ、黙雷禅師による書画や絵付けの焼き物など計40点を 展示致しました。そして、会期中となる7月6日(日)には、臨済宗建仁寺派管長である小堀泰巖老師による特別講座も実現致しました。 関連企画では、当館・須藤正人館長によるギャラリートークを開催し、壱岐市民を中心に多くのご参加を頂きました。あらゆる視点から 竹田黙雷禅師の人物像を知り、生涯を偲ぶ貴重な企画展となりました。
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