| 永見徳太郎旧蔵「南蛮屏風(高精細複製)」展示(令和7年11月26日〜12月14日) (2025.11.28更新) |
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長崎歴史文化博物館に所蔵されている、永見徳太郎旧蔵「南蛮屏風(高精細複製)」を展示しています。アメリカのクリーブランド美術館に 所蔵されている実物資料がみごとに複製された最高技術です。その美しさを間近でご覧ください。
期間/令和7年11月26日(水)〜令和7年12月14日(日) 場所/一支国博物館 1階 エントランスホール 観覧料/無料 展示作品/永見徳太郎(ながみ とくたろう)旧蔵「南蛮屛風」紙本金地着色(高精細複製) 作品数/六曲一双 ※下記のとおり、展示替えをおこないます。 [前期] 11月26日(水)〜12月3日(水) 左隻 [後期] 12月4日(木)〜12月14日(日) 右隻 主催/長崎歴史文化博物館、壱岐市立一支国博物館
作品解説/ 南蛮屏風は16世紀後半から17世紀前半にかけて、ポルトガルをはじめとするヨーロッパから来航した異国の人々や文化を描いた作品である。 「南蛮」という言葉は、彼らが主に東南アジアから経由して南方から来日し、当時の日本とは異なる風習や習慣を持っていたことに由来する。 本作では、左隻にポルトガル船の入港から交易船の荷下ろし、右隻には外国人がキリスト教の修道院に向かう行列と、それを興味深げに見守る 日本人の姿が描かれている。他の南蛮屏風に比べ、人物表現の多様さや、迫力ある波の描写に特徴がある。 この屏風は、長崎の資産家であり、南蛮屏風のコレクターとして知られた永見徳太郎(1890-1950)の愛蔵品だったが、1934年(昭和9年)頃に 手放されたとされる。その後は流転の運命をたどったが、現在は海を渡り、クリーブランド美術館に所蔵されている。
綴プロジェクト/ 「綴(つづり)プロジェクト」は、キヤノンと京都文化協会が2007年より共同で推進している文化支援活動です。日本古来の貴重な文化財には、 歴史の中で海外に渡った作品や国宝として大切に保管されている作品など、鑑賞の機会が限られているものが多くあります。 「綴プロジェクト」では、キヤノンの入力、画像処理、出力に至るイメージング技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、 オリジナルの文化財を忠実に再現した高精の文化財忠実に再現した高精細複製品を制作しています。制作した高精細複製品は、文化財に ゆかりのある社寺や自治体、博物館などへ寄贈し、寄贈先での一般公開や学校教育の現場など、さまざまな場面で活用されています。
南蛮屏風(高精細複製品) 材質/和紙に印刷・金箔貼付 制作/綴プロジェクト 第17期 2024−2025年 寄贈先/長崎県 時代/桃山時代 17世紀初期 材質/紙本金地着色 員数/六曲一双 寸法/各隻 縦146.7 × 横337.2 cm
■関連イベント(ワークショップ) 事業名/ミニ南蛮屏風づくり 日時/令和7年12月14日(日)10:00〜12:00/13:00〜15:00 場所/一支国博物館 3階 体験交流室 参加料/200円 人数/先着50名 講師/長崎歴史文化博物館 職員 内容/和紙や金色の折り紙、スタンプなどを自由に使って、あなただけのオリジナル南蛮屏風を作りましょう。 ※予約は不要ですが、参加者が多く混み合う場合には、入場制限をおこなうこともございます。
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