【季節だより】まぼろしの花「博多ゆり」公開展示中!! (2012.06.09更新) |
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一支国博物館エントランスホールに、“まぼろしのゆり”といわれる「博多ゆり」を展示しています。 今回、この貴重な花を少しでも多くの人に見ていただきたいと博物館に提供していただいたのは長山英治(壱岐市住吉山信触在住)さんです。長山さんの話によると、博多ゆりは病害虫やウィルスに弱く繁殖力に乏しいため栽培が難しく、全国でも数十株しかないといわれているが、なんと壱岐には50株ほどが栽培されているとのことです。 一般的には、800年ほど前の鎌倉時代に中国から渡来してきて、主に博多の神社などで栽培されてきたため「博多ゆり」の名前がついたといわれています。中国から博多への海の道にあたる壱岐には、その伝来の途中で伝わったものが以来ひっそりと栽培され続けてきたのではとも考えられるそうです。 博物館の「博多ゆり」は、つぼみがふたつ着いていて非常に珍しく、ここ一日二日のうちに満開になるそうです。咲き始めはうすい黄色味を帯びているが、次第に色が変わり最後は真っ白になるそうです。百合独特の高貴なかおりも発するそうですが、花は2〜3日でしぼんでしまうそうです。 浪漫溢れる幻の花「博多ゆり」を、ぜひこの機会に観賞してみませんか。
(写真右2枚)咲き誇る博多ゆり(資料写真)
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