| 特別講座リポート『福祉と芸術―アール・ブリュットの世界―』 (2013.11.24更新) |
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11月24日(日)、特別企画展「しまごと芸術祭」関連講座『福祉と芸術 ―アール・ブリュットの世界―』を開講しました。 講師は、愛知県高浜市やきものの里かわら美術館の今泉岳大学芸員です。 アール・ブリュットとは、フランス語で「生の芸術」を意味しており、とくに 美術教育を受けていない方々が自由に表現したアート作品をいいます。 人間は生きている限り、誰かに自分のことを知ってほしいという願望があります。 障がい者や高齢者についてもその願望は同じものであり、今回の講座では、 フランスで開催され高い評価を受け、2012年にかわら美術館でも開催された 「アール・ブリュット・ジャポネ展」の出品作品の紹介もして頂きました。 受講者からのアンケートにも、「自閉症をもったまわりの人にも、 芸術の可能性があることを知らせるきっかけをもらった」といった声をいただきました。 当館ではめずわしく美術系講座を開催しましたが、今年度の「しまごと芸術祭」の閉幕に ふさわしい内容となりました。
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