【展示替えニュース】原の辻遺跡出土 国重要文化財 奇形土器シリーズ (2014.05.27更新) |
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5月27日(火)より、常設展示室内の比較展示コーナーでは、国特別史跡 原の辻遺跡出土 国重要文化財3点による奇形土器を展示しております。 実際の用途は明らかになっておりませんので、実物資料をご観覧いただきながら、 どのように使われたのか想像するのもよいかもしれません。それにしても、本当に 不思議な形です。弥生時代、いったい何のために作られたのでしょうね・・・
(写真左下)【国重要文化財】多穿孔土器(たせんこうどき) 胴部に穿けられた6箇所の穿孔、外面についた煤から、香炉として用いられた 可能性が考えられています。 (写真中下)【国重要文化財】双注口土器(そうちゅうこうどき) 2つの注ぎ口が同じ高さの位置にあり、中のものが外に出てくる仕組みになっています。 2人が同時に中のものを受け取ることができるようにもみえることから、婚礼の場や 契りの場で使用されたものかもしれません。 (写真右下)【国重要文化財】有孔脚付鉢(ゆうこうきゃくつきはち) 原の辻遺跡から出土した土器は10万点以上を数えますが、脚部まで貫通した鉢は この1点のみです。何かを立てるために使用したのか?不明ですが、祭器として 使用された可能性が考えられます。
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