特別講座リポート (2015.09.20更新) |
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今回の特別講座は、長崎県埋蔵文化財センターの片多先生と白石先生が、昨年度と今年度に行った文化財調査の速報をお話しくださいました。ひとつめの遺跡は、昨年、国指定史跡となった松浦市の鷹島海底遺跡です。鎌倉時代のあの有名な元寇に関する遺跡で、元軍の船の残骸が発見されて騒がれたことは記憶に新しいことと思います。その遺跡で行った確認調査の様子を映像を交えてお話しくださいました。考古学調査のなかでも一風変わった水中調査の様子は興味深いものでした。 そしてふたつめは、平戸市の小手田遺跡の調査についてです。目立った遺跡や遺物はそう多く発見されなかったようですが、その中からも、遺跡の性格や周辺地域の歴史背景に迫った内容でした。 毎年長崎県でも発掘調査はたくさん行われていますが、速報で最新情報を知る機会があるのは、貴重ですね。
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