|
竹田黙雷禅師は、嘉永7年(1854)7月3日、壱岐に生まれ、昭和5年(1930)11月15日、京都の建仁寺で没しました。 建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山であり、建仁2年(1202)鎌倉幕府第2代将軍・源頼家の発願で、日本に臨済禅を伝えた 明庵栄西によって創建された、京都で最初の禅寺です。 黙雷禅師は、7歳で出家し、15歳で壱岐を離れ、全国の高僧に参禅。36歳の時、「天下の鬼僧堂」と恐れられた梅林寺(福岡県久留米市)の 三生軒老師の印可を受け、修行の大成を認められました。同年、建仁寺山内の両足院住持職となり、39歳から77歳までの39年間を 東山建仁寺第369世住持職・建仁寺派第4代管長として、自らが再興した建仁僧堂で僧侶の教育と養成に全力を注ぎ、僧俗約4,000人の 仏弟子に禅を説きました。 当企画展では、黙雷禅師肖像彫刻や頂相など京都建仁寺に所蔵さえているゆかりの品々をはじめ、黙雷禅師による書画や 絵付けの焼き物などを展示し、竹田黙雷禅師の生涯を偲びます。
■第74回特別企画展「竹田黙雷禅師 ふるさと壱岐島展」 会期/令和7年7月4日(金)〜令和7年8月31日(日) 場所/一支国博物館 1階 テーマ展示室 時間/午前8時45分〜午後5時30分 休館日/7月7日(月)、7月14日(月) 展示品数/約40件 観覧料/無料 主催/壱岐市立一支国博物館 特別協力/臨済宗建仁寺派大本山東山建仁寺 後援/壱岐市、壱岐市教育委員会、長崎県埋蔵文化財センター、壱岐市観光連盟
【関連講座】 特別講座「建仁黙雷禅師の日々を生きる」 日時/7月6日(日)14:00〜 講師/小堀 泰巖氏(臨済宗 建仁寺派管長)
壱岐学講座「建仁寺黙雷和尚大禅師のPOSITION」 日時/8月17日(日)14:00〜 講師/須藤 正人(一支国博物館 館長)
特別講座「館長講話 芸術家としての黙雷さん」 日時/令和8年3月8日(日)14:00〜 講師/須藤 正人(一支国博物館 館長)
【ギャラリートーク】 竹田黙雷禅師の略歴や、展示資料の解説をおこないます。 @7月12日(土)11:00 A7月28日(月)14:00 B8月16日(土)11:00 C8月25日(月)14:00 参加料/無料 講師/須藤正人(一支国博物館 館長) ※予約は不要です。 ※全4回開催しますが、解説内容は同じです。
|
|