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近代日本の電力や産業経済の礎を築いた偉人であり、また、号「耳庵」としても近代三大茶人に数えられた松永安左ェ門。耳庵の蒐集した 美術品の数々は、屈指の日本・東洋美術コレクションのひとつとして知られています。 2025年は、松永翁の生誕150周年にあたることから、当企画展では松永翁の功績や生き様を紹介し、松永翁が蒐集した貴重な美術品の数々 を展示しています。 見どころは、「黒織部筒茶碗 銘「さわらび」」(福岡市美術館所蔵)、ならびに軸「野々宮」(小田原市郷土文化館所蔵)。織部焼に描かれる 自由奔放の絵は、ふたつとして同じものがないことから、「野々宮」に描かれる茶碗は、おそらく「さわらび」茶碗のそれなのでしょう。 福岡と小田原。遠く離れた地におさまる両者が、数十年の時を経て、松永翁の出身である壱岐島で同じ時を過ごしていることは、 大変意義深いものです。
■第40回国民文化祭 第25回全国障害者芸術・文化祭 ながさきピース文化祭2025 第75回特別企画展 松永安左ェ門生誕150周年記念展 会期/令和7年9月14日(日)〜令和7年10月31日(金) 場所/1階 テーマ展示室 観覧料/無料 主催/文化庁、厚生労働省、長崎県、第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭長崎県実行委員会、第40回国民文化祭、 第25回全国障害者芸術・文化祭壱岐市実行委員会 共催/壱岐市立一支国博物館 後援/壱岐市、壱岐市教育委員会
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